「元号」と「西暦」をパパっと変換!

みなさんは、年月日の年を表記するときに元号(和暦)を使いますか? それとも西暦を使いますか? 指定があればそれに従うでしょうが、多くの場合は西暦で表記することが多いのではないでしょうか。グローバル化した現代社会ではどうしても世界共通の年号である西暦を使った方が何かと便利ですよね。

でも、日本では公文書や運転免許証などは元号表記です。元号と西暦の両方を使うことが求められる私たち日本人にとって、少しわずらわしく感じるのが元号と西暦の変換です。今年は西暦何年かを知っていても、令和何年かと聞かれて答えに窮した人も多いのではと思います。

そんなとき覚えておくと便利な数字があります。「67」「11」「25」「88」です。元号が一世一元、つまり天皇一代につき1つと定められたのは明治からで、明治以降の元号と西暦を変換する際にこれらがキーナンバーとなります。

明治は1868年に始まりました。この年が明治元年つまり明治1年になります。1869年は明治2年、1870年は明治3年となり、元号と西暦の差は常に「67」となります。したがって明治の場合、元号の数字に67を足せば西暦が求められるし、西暦から67を引けば元号が求められます。

同様に、大正は1912年、昭和は1926年、平成は1989年に始まりました。これらの西暦が元年にあたるので、数字の差は「11」「25」「88」となります。

元号の数字にこれらの数字を足せば西暦がわかります。逆に西暦からこれらの数字を引けば元号が求められます。頭の2ケタの「18」「19」は計算しなくても感覚的に1800年代、1900年代とわかりますね。

つまり下2ケタの数字、明治は67、大正は11、昭和は25、平成は88を覚えておけば、パパっと簡単に変換できるというわけです。

ちなみに2019年から始まった令和の数字は「18」です。今年は西暦2022年なので、22-18=4となり、令和4年となります。