WBCの侍ジャパン、準々決勝でベネズエラに5-8で敗れてしまいました。結局、ベネズエラは決勝でアメリカを破って優勝しましたが、手強い相手だったです。侍ジャパンが決勝までいけなかったのは悔しいですが、侍ジャパンの選手の活躍は日本中に感動を与えてくれました。3年後の次のWBCではこの雪辱を晴らし、今度こそ優勝してほしいです。
ところで、野球はアメリカでは国技と言ってもいいほど人気があり、大人から子供まで幅広い世代に親しまれているスポーツですが、その起源は18世紀のイギリスで誕生したラウンダースだと言われています。
これは靴下に小石を詰めてボールにし、それを木の棒で打つというゲームで、2チームが攻撃側、守備側に分かれてプレイします。プレイヤーはフィ-ルド上の4つのベースを走って回ることで得点します。主に女性や子供が楽しんでいました。
ラウンダースは、やがて大人の男性でも楽しめるタウンボールというスポーツに発展します。このタウンボールが18~19世紀前半のヨーロッパからの移民流入と共にアメリカに伝わり野球の原型になったと言われています。
当時タウンボールは町ごとにチームがあり、住民の心を一つにまとめるイベントとして町ごとの対抗戦が行われていました。ところが当時のタウンボールは町ごとにルールが異なり、統一した共通ルールはありませんでした。そこで1845年、アレクサンダー・カートライトにより20項目からなる最初の統一ルールが作られました。これが現在使われている野球のルールの原型になり、カートライトは「近代ベースボールの父」と呼ばれています。
当時のルールは21点を先取したチームを勝ちとするなど、今とは大きく異なり、専用の道具もなくバットは木の棒や角材を使い、革製グローブもないので選手は素手や手袋をして球を受けていました。チームの統一ユニフォームもなく、選手は靴下の色で敵味方を区別していました。今でも「レッドソックス」「ホワイトソックス」などメジャーリーグの球団名にその名残が見られますね。
その後、野球の人気がアメリカ全土に広がり各地に野球チームが増えてくると、ルールが改定され試合が9回制となり、統一ユニフォームや専用の道具も開発されていきます。
そして1869年、アメリカ最初のプロ野球チーム「シンシナティ・レッドストッッキングス」の誕生を契機にアメリカ全土で次々とプロ野球チームが結成されます。1876年に「ナショナル・リーグ」、1901年には「アメリカン・リーグ」とアメリカの2大プロ野球リーグ(メジャーリーグ)が成立します。
アメリカの国民的スポーツである野球の原型が、イギリス発祥だったとは少し意外ですね。