FIFAワールドカップ2026が開催されました。日本はヨーロッパの強豪国オランダに2―2とドローに持ち込み健闘しています。次のチュニジア戦でも勝利し勝ち進んでほしいです。今回はぜひともベスト8まで行ってほしいですね。
ところで先日のワールドカップの試合で、アルゼンチン代表のメッシが今大会初のハットトリックを決め、アルジェリアを下したことがニュースになっていました。サッカーでは1人の選手が1試合に3ゴールを決めることを「ハットトリック」と言います。本来、サッカーと帽子はまったく関係ないと思いますが、なぜサッカーのファインプレーに帽子が出てくるのでしょうか?
実はこの言葉、もともとはイギリス発祥のクリケットというスポーツで使われていた用語なのです。
クリケットは野球の原型のような競技で、投手がボールを投げて打者を3者連続でアウトにすると、その素晴らしい投球を讃えて投手に記念の帽子が贈られたことに由来します。
クリケットでは投手が打者を3連続でアウトにすることは実はかなり難しいことで、帽子(ハット)を贈るに値する技(トリック)を持つということで「ハットトリック」という言葉が広まったそうです。
そして同じくイギリス発祥のサッカーでも、1試合にゴールを3回も決めた選手をたたえる意味でこの言葉が用いられるようになりました。このハットトリックという言葉は、サッカーだけではなくアイスホッケーやラグビーなどのスポーツでも用いられています。
また1ゲームで1人の選手が6得点した場合はダブルハットトリック、9得点した場合はトリプルハットトリックと言いますが、これらはサッカーの試合では滅多に起きないことなので、もし達成すればギネスブックに載るくらいの快挙になります。
ちなみに、古典的な手品で、シルクハットの中からハトやウサギなどを取り出す芸も「ハットトリック」と言うそうです。いずれにしても、それくらいの驚きの技ということですね。